もしも村上春樹が「リンツの福袋」か「ゴディバの福袋」のどっちを買うかで悩んでいたら…

私は今、二つのチョコレートの福袋の間で立ち尽くしている。リンツとゴディバ。どちらも魅力的な選択肢だ。

だからこそ、ここからの作業は苦痛を伴う。今まで何度か経験していることではあるが、慣れることはない。まったく、やれやれだ。

ことの始まりは、30分ほど前にさかのぼる。午前4時17分。いつものように目が覚めた。スタン・ゲッツのレコードをターンテーブルに乗せる代わりに、パソコンの画面を開く。そこには二つの福袋の情報が、夜明け前の空のように青白く光っていた。

リンツの福袋は10,000円と15,000円。ゴディバは優雅なベロア調のバッグが付いてくる。シンプルな選択のはずなのに、まるでカフカの『城』の主人公のように、私は決断の迷路の中に放り込まれた。人生には時として、こういうことがある。

心を落ち着けてパソコンの右側を見ると、昨日飲みかけのビールがまるで誰かの忘れ物のように置かれていた。左には、去年買った福袋の空箱が、過ぎ去った時間の痕跡のように横たわっていた。

周囲を確認して平常心を取り戻したところで、視線をパソコンに戻す。リンツのリンドールは、どこか懐かしい記憶を呼び起こす。1963年、私が14歳の時に神戸の家で食べた初めてのチョコレートのような。実際にはそんなことはなかったはずだが、記憶というのは時に現実より魅力的な物語を作り出す。

一方、ゴディバのトートバッグは、かつて横浜の港で見かけた謎の女性が持っていたバッグを思い出させる。彼女は振り返ることなく桟橋を歩いて行き、そして霧の中に消えた。

結局のところ、チョコレートの選択も人生も、どこかで決断を下さなければならない。時計は4時47分を指している。窓の外では、誰かが口笛でビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」を吹いているような気がした。

私はマウスをクリックし、リンツの10,000円の福袋を注文した。理由は説明できない。ただ、そうせずにはいられなかった。そう、まるであの夏の日、井戸の底で星を見上げていた時のように。

目次

リンツとゴディバ、福袋はそれぞれこう違う

お付き合いいただき、ありがとうございます! 

ここで記事が終わったら、「リンツとゴディバの福袋は結局どう違うんだ〜〜〜〜〜?」と怒られそうですので、以下にそれぞれの福袋の情報を比較しております。

どっちを買おうか悩んでいる人は参考にしてくださいね。

福袋の内容

リンツ

  • 「ホリデーラッキーバッグ2024」は10,000円と15,000円の2種類があり、リンドールやタブレットチョコレートなどが詰め合わせられています。

■リンツ ホリデーラッキーバッグ2024(10,000円)

【内容】
・リンドール詰め合わせ BAG M
・LND ミニボールアソート 300G
・リンドール ジャパンコレクション 8個入り
・リンドール ジャパンコレクション 16個入り
・リンドール ジャパンコレクション 16個入り
・ミニプラリネ44G※アルコールを含んでいる商品
・リンドールミルクスティック

■リンツ ホリデーラッキーバッグ2024(15,000円)

【内容】
・リンドール詰め合わせ BAG M
・リンドール詰め合わせ BAG M
・リンドールミルクスティック
・リンドールミルクスティック
・リンドール オレンジスティック
・リンドール ジャパンコレクション 8個入り
・リンドール ジャパンコレクション 8個入り
・リンドール ジャパンコレクション 16個入り
・リンドール ジャパンコレクション 16個入り
・リンドール ジャパンコレクション 16個入り
・EXC エクセレンス100%カカオ

ゴディバ

「2025 ニューイヤー ハッピーバッグ」は主に4種類。「2025 ニューイヤーハッピーバッグA」、「2025 ニューイヤーハッピーバッグアウトレットストア限定」「2025 ニューイヤーハッピーバッグオンラインショップ限定」「ゴディバハッピーバッグ(NY)」です。それぞれ見ていきましょう。

▼2025 ニューイヤーハッピーバッグA

【価格】5400円

【内容】
・2025 ニューイヤー ハッピーバッグ A アソートメント 12粒入
・2025 ニューイヤー ハッピーバッグ A G キューブ ミルクチョコレート 3粒入
・ホワイトチョコレート ラングドシャクッキー 8枚入
・ゴディバタブレット ミルク オレンジ
・ゴディバオリジナルバッグ

2025 ニューイヤー ハッピーバッグ アウトレットストア限定​

【価格】5,000円

【内容】
・2025 ニューイヤー ハッピーバッグ アウトレットストア限定 アソートメント 12粒入
・2025 ニューイヤー ハッピーバッグ アウトレットストア限定 カレ アソートメント 6枚入
・ホワイトチョコレート ラングドシャクッキー 8枚入
・ゴディバタブレット ミルク オレンジ
・G フルーツショコラ アプリコット
・ゴディバオリジナルバッグ

「2025 ニューイヤー ハッピーバッグ オンラインショップ限定」

【価格】6,480円

【内容】
・2025 ニューイヤー ハッピーバッグ トリュフアソートメント 9粒入
・2025 ニューイヤー ハッピーバッグ オンラインショップ限定 カレ アソートメント 6枚入
・ホワイトチョコレート ラングドシャクッキー 8枚入
・ゴディバマスターピース バー ミルクキャラメル 2本
・2025 ニューイヤー ハッピーバッグ オンラインショップ限定クーポン(封筒入り)
・ゴディバオリジナルバッグ

ゴディバ ハッピーバッグ(NY)

【価格】2,160円

【内容】
・NY スペシャルアソートメント 6粒入
・NY G キューブ アソートメント 4粒入
・NY カレ アソートメント 4枚入
・ゴディバマスターピース バー ダークチョコレートガナッシュ
・ニューイヤー オリジナルペーパーバッグ

入手方法

リンツ

公式オンラインショップでの予約販売と、店頭での販売が予定されています。

ゴディバ

全国のゴディバショップ、GODIVA café、ゴディバアウトレット店、ゴディバオンラインショップなどでの販売が予定されています。

販売開始時期

リンツ

オンラインショップでの予約受付は11月27日から12月13日まで。店頭販売の詳細は後日発表予定です。

ゴディバ

一部の百貨店オンラインでは11月1日から予約受付開始。ゴディバショップでは12月1日から順次予約受付。販売は2025年1月1日から開始されます。

予約について

リンツ

公式オンラインショップでの予約が可能です。

ゴディバ

一部の百貨店オンラインやゴディバショップでの予約が可能です。

入手における注意点

リンツ

数量限定のため、早めの予約が推奨されます。

ゴディバ

数量限定で、予約販売のみの店舗もあります。

どちらの福袋を買うべきか悩んでいる方へ

リンツの福袋は、リンドールを中心とした多彩なチョコレートが豊富に詰め合わせられており、チョコレートの量やバリエーションを重視する方におすすめです。

一方、ゴディバの福袋は、チョコレートやクッキーに加えて、ベロア調のオリジナルトートバッグが付属しており、実用的なアイテムも欲しい方に適しています。また、高級チョコレートのイメージとは裏腹に、2160円〜と意外にリーズナブルなのも嬉しいところ。

お好みのチョコレートの種類や、付属品の有無など、ご自身のニーズや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

お二つの福袋を比較検討するにあたって、以下のポイントからアドバイスさせていただきます:

予算と価値を重視する方へ:

  • リンツは10,000円と15,000円の2つの価格帯から選べる柔軟性があります
  • ゴディバはもっと安いです。さらにトートバッグが付属するため、実用的な付加価値があります

入手のしやすさ:

  • リンツは11月27日からオンライン予約が始まっており、比較的早めに確保できます
  • ゴディバは1月1日からの店頭販売が中心で、年始の混雑時期と重なります

ブランド志向の方へ:

  • ゴディバは高級チョコレートブランドとして知名度が高く、贈答用としても喜ばれやすいです
  • リンツはゴディバほどの知名度はありませんが、人気のブランドであることは間違いありません。贈答用としても、日常的に楽しむのも適しています

具体的なアドバイス

とにかくチョコレートだけ食べたいという方 → リンツがおすすめ

クッキーなんかも欲しいな〜という方 → ゴディバがおすすめ

できるだけ安く手に入れたい方 → ゴディバがおすすめ

トートバッグも欲しい方、贈答用として使いたい方 → ゴディバがおすすめ

量重視の方 → リンツがオススメ

タイミング的には、リンツは12月13日までの予約なので、決めかねている場合はまずリンツの予約期限を意識して検討されることをお勧めします。その後でもゴディバを選ぶ余地が残されているためです。

お二つとも魅力的な福袋ではありますが、どちらを選ぶにしても早めの予約・購入をお勧めします。数量限定のため、決断を後回しにすると両方とも手に入らない可能性がありますからね! その点だけお気をつけください〜〜!!

参照サイト:リンツ「ホリデーラッキーバッグ」、ゴディバ「2025 ニューイヤー ハッピーバッグ
文責:餅キン(本人のXアカウント
Photoクレジット:福袋Picks

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

福袋ジャンキーの社畜OL。買い物と読書と旅行が好き。

目次